念願のミッドセンチュリー「カリモク60デスク」|60代で中古マンションへの住み替え③

ミッドセンチュリーのインテリアが、ずっと好きだった。

いつからかははっきり覚えていない。たぶん子どものころの記憶が大きいのだと思う。典型的な昭和の団地族だったわが家にあった家具は、コンパクトだけれどシンプルで機能的なデザインだった。あの雰囲気がずっと好きで、大人になってもどこかで憧れている。

60代になって、はじめて自分の部屋を持つことになった。

自分の部屋

このリフォームはここから始まった。

6畳の小さな部屋。でも、自分だけの空間。何を置くか、どう使うか、すべて自分で決めていい。そう思ったとき、「ここは憧れのまま作ろう」と決めた。

結婚してからずっと、パソコン作業もブログの更新も、ちょっとした書き物も、すべてダイニングテーブルでこなしていた。

食事が終わったらパソコンを広げて、また食事の時間になったら片付けて。それが普通だったし、特に不満もなかった。でもどこかでずっと、自分専用の机が欲しいと思っていた。

自分の部屋ができるなら、デスクを置く。最初から決めていた。

カリモクデスクの写真

探しはじめてすぐに「カリモク60」が頭に浮かんだ。

カリモク60は、1960年代の日本のミッドセンチュリー家具を復刻したシリーズ。Kチェアが有名だが、デスクもある。

カリモク60のKチェアソファ
カリモク60代表作のKチェア

私たちの世代には、あの時代の空気がとてもなつかしい。脚の細い木製の家具、余計な装飾のない、ちょっと小さめのシンプルな形、でもちゃんと品がある。団地サイズの、あの感じだ。

昭和ノスタルジックで、今の若い世代にも人気があるらしい。北欧スタイルが手軽に手に入る時代に、あえて「昭和の日本のデザイン」を選ぶなんて、なんだか勝手にうれしい気持ちになる。

それになんたって、日本の部屋に合うと思う。天井が低くてそれほど広くもない、そういう空間に、落ち着いた色味と背の低い小ぶりなサイズ感がちょうどいい。大きくて存在感のある家具より、部屋に馴染んでくれる感じ。6畳の部屋に置いても、ちっとも圧迫感がない。

やっぱり、ミッドセンチュリーって、いいな。

安いデスクを探そうとは、最初から思わなかった。自分の部屋に置くなら、長く使えるものがいい。どうせ買うなら、本当に気に入ったものがいい。

ショールームまで見に行って、実物を確認してこれに決めた。

カリモク60のデスク

実物を見た瞬間、テンションが上がる。ヴィンテージ風のウォールナット色、天板のきれいな木目、ツヤツヤの上質な質感。角や側面まで丁寧に仕上げられていて、手で触っても気持ちいい。

奥行55cmとコンパクトなので、6畳の部屋でも圧迫感がない。高さ67.5cmは背の低い私にちょうどいい。天板下の引き出しがスライド式で左右に動かせるのも便利。

本当はチェストもそろえたかったが、サイズが部屋に収まりきらず断念。少し値が張ったけれど、きっと次の代まで使えると奮発した。Amazonで購入、オプションの組み立て設置サービスを利用。

デスクの奥行きが浅いので、モニター台を購入。下にキーボード、プレステ、ノートパソコンを収納している。すっきり使えてとても便利。

モニター台

実は、ソファも30年前に買ったカリモクの革製のラブソファ。新婚当初に奮発したけど、子どもができてからはサイズが小さすぎてリビングから撤退、別の部屋の隅で眠っていた。それを今回、自分の部屋に置いてみた。

カリモクのソファ

今は昼間のほとんどを、このソファの上で過ごしている。本を読んだり、Netflixを見たり、昼寝したり、いつも猫と一緒だ。

鏡台は、父が買ってくれた嫁入り道具。今回の引っ越しで、タンスなどの婚礼家具はすべて処分したが、これだけは残した。ありがとう、お父さん。最後まで大事に使うよ。

婚礼家具の鏡台

前の家では毎日が忙しくて、化粧は洗面台でさっさと済ませていた。自分の部屋に置いてからは、毎朝ここに座ってスキンケア。時間の使い方だけでも、なんだか贅沢な気持ちになる。

ベッドは無印良品の足付きフレーム。足元が空いているので掃除がしやすく、猫の通り道にもなっている。

カーテンは前の家のリビングで使っていたもの。サイズが合わないので自分で縫い直して再利用。

6畳にこれだけ置くと、残るスペースは約1畳ほど。

部屋でくつろぐ猫

でも、このキュッとこもる感じがとてもいい。自分のものだけに囲まれた小さな空間。居心地がよすぎて、あっという間に時間が過ぎていく。なるべく部屋に閉じこもらないよう、意識して一日一度は外出するようにしているほど。

ああ、やっぱり自分の部屋を持つって楽しい。

ミッドセンチュリーの、少し懐かしくてシンプルな雰囲気。子どもの頃を思い出すこの世界観。60代になって自分の部屋の中で、ひとりご満悦。

子育ての時代を終え、仕事のピークも超えた。人生の過ごし方を変えるタイミングで「自分の部屋」を持ち、「自分の時間」を持てるようになった。朝目が覚めて、さて今日は何をしようかと考える。そんな一日のはじまりが、毎日とても楽しみなのです。


🐾 おまけ~うちのハチワレさんたち

うちのハチワレさん

うちのかりんさんは、小さい時から顔を突っ伏して寝るのがクセです。この体勢が楽なんですかね?手を隠して寝る時もあって、その時はまるでふわふわボールのようです。

送信中です

×

※コメントは最大500文字、5回まで送信できます

送信中です送信しました!
広告
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次